悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しくなるのだ
引用元:科学的に元気になる方法集めました
心理学者 ウイリアム・ジェームスの言葉です。
落ち込んでる時には早く元気になりたいものですよね。
本書には38個もの元気になる方法が書かれています。
その中の1つを私が実践しましたので、ご自身のメンタルケアの参考にしていただければ幸いです。
結論:作り笑顔。
冒頭の「泣くから悲しい」を逆にした実験があります。
カンザス大学の研究によると
作り笑顔であってもストレスが軽減される事が確認されたと、本書では書かれています。
実験内容は被験者を3パターンに分けてストレス状態に置くというもの。
- 笑顔になるくわえ方
- 口角だけ上がるくわえ方
- 笑顔にならないくわえ方
この状態でストレス状態に置きます。
すると
表情が笑顔になるやりかたをした人が、最もストレスが少なかったというものです。
箸をくわえているだけなので作り笑顔なわけですが、効果は結果に現れました。
実際にやってみた
通勤中や空き時間に笑顔を作る
実際に作り笑顔をやってみました。
継続期間は3ヶ月。
確かにストレス耐性が増しました。
しかし、実験のように解消された実感はありませんでした。
耐性が上がったのに辛いのは
実践した時期は、かなり大きなストレスを抱えていました。
なのにストレス源を断ち切る事なく、作り笑顔のみで対処しようとしていました。
虫歯に例えるなら、治療せずに痛み止めを飲み続けるようなもの。
虫歯という原因を対処せずに、痛みだけ感じないようにしています。
それではいつか歯はダメになってしまいますよね。
メンタルも同じでした。
コップの水の例
心の余裕は時々コップと水に例えられます。
心がコップ、ストレスが水。
コップが満杯になってしまえば、それ以上の水(ストレス)が入らなくなります。
だから定期的に水(ストレス)を捨てましょう。というやつです。
作り笑いを継続した実感は、コップを大きくする感じです。
本来、その人の持っているコップの大きさはある程度決まっているそう。
それが「もう入らない」となったところ、コップに粘土をくっつけて無理に容量を増やす感覚でした。
それでも作り笑顔が有効な理由
極めて高いストレス状態でなければ穏やかに過ごせます。
今私は、異常に張り詰めたストレスからは遠ざかり通常の生活に戻りました。
現在のお話をしますね。
現在でも普通にストレスはあります。
それでも通常の範囲内のストレスです。
さて、私の日課は散歩。
その際には笑顔に近い表情を作るようにしています。(笑顔満面だと恥ずかしいので笑)
すると、以前なら頭に浮かんできた「今起きていないストレス」「過去のストレス」に悩まされる事が減っていきました。
なので、通常のストレス状態なら作り笑顔は有効でした。
あとがき
とは言え、作り笑顔で解消できるうちはまだ余力がある状態。
精神的に元気になるには、ストレス源から遠ざかる以外ありません。
介護士としての限界なのだと思います。
担当を外してもらうか転職するかの2択となります。
一旦、対人援助職からは離れて別な世界で生きていくのが幸せなのだと思います。
転職のあとに復帰ももちろんありです。
一旦距離を置きましょう。
対人援助をする側が潰れてしまっては、他人の援助はできません。
介護士から離れられない事情もある方もいると思います。
可能であればデイサービスか日勤のみでサ高住など、日中の生活をする事をオススメします。
夜勤が無くなるだけで、かなりメンタルが回復しますので。
今回の参考図書はこちら。
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